Wikipediaによると
「末法というのは、正法(しょうぼう)、像法(ぞうぼう)の後に位置づけられている時期のことである。正法・像法・末法という三時(さんじ)のひとつである。
末法というのは、仏の在世から遠く隔たったため、教法が次第に微細・瑣末になり、僧侶が戒律を修めず、争いばかりを起こして邪見がはびこり、釈迦の仏教がその効力をなくしてしまう時期とされる。
三時の長さのとらえかたには諸説あり、一説には、正法 千年、像法千年、末法 一万年とされ[要出典]、多くはこの説をとっている。」そうです。
この時間区分には何の根拠もありませんね。
インドにはこの末法によく似た、カリユガと云われる時代があります。次にこれを説明いたします。
「カリ・ユガ(サンスクリット語: कलियुग、男性の悪魔カリ(英語版)の時代、悪徳の時代とも呼ばれる)は、インド哲学において循環すると考えられている4つのユガのうち、最後の段階である。他の3つはサティヤ・ユガ、トレーター・ユガ、そしてドヴァーパラ・ユガである。
ヒンドゥー教徒は、カリ・ユガの時代は人間の文明によって人々が神から遠ざけられ、霊的な堕落を引き起こしていると信じている。このため暗黒時代と呼ばれる。この時代にあっては人心は荒廃し、貧困・憎悪・狂気・悪疫等あらゆる害悪が蔓延する。
カリ・ユガは、黙示、悪霊、そして悪魔カリ(英語版)と関連があり、女神であるカーリーと混同しないように注意されたい。サンスクリット語において、これらは関係の無い言葉である。カリ・ユガの「カリ」とは対立、不和、争いを意味する。」
Wikipediaより
インドのユガといわれる時代区分は、太陽が対の関係にある他の恒星を公転する周期に基づいています。銀河中心からの距離が最も遠いカリユガ期は、中心から受ける磁力が最も弱まる時期であり、そのせいで人間の霊性が堕落するのだと考えられています。
霊性が堕落するとは、言い換えれば「自分の正体を見失う」、「本当の自己の在り処を見失う」ということです。
人々が本来の自己を見失うので、争いの時代になるのでしょうね。